今回の承認内容概要
ヤンセンファーマは、経皮吸収型である疼痛治療剤につき、中等度から高度の慢性疼痛に対して鎮痛の効能・効果に関する追加承認を2013年12月21日に取得したことを発表しました。元々ヤンセンファーマは中等度から高度の慢性疼痛に対しては、3日に1回貼付するデュロップ(R)MTパッチを2010年1月に適応追加して販売しておりました。今回の追加承認は、1日に1回貼付するワンデュロ(R)パッチに対して、同効能・効果に関して適応追加の承認を取得したものです。
本剤に期待される点
本剤に関しては、非オピオイド鎮痛剤又は弱オピオイド鎮痛剤で治療が困難である患者(しかし、他のオピオイド鎮痛剤から切り替え使用をする場合に限る)への投与可能な、経皮吸収型の疼痛治療剤であり、デュロテップ(R)パッチは、2008年7月より販売されてきました。
今回の承認により、もともと貼付頻度が1日1回と3日1回の両製品が、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛という適応だけではなく、中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛まで適応されることとなりました。このことにより、患者のニーズやライフスタイルに対して多様な選択肢を提供できること、そして、慢性疼痛に苦しむ患者のQOLを向上させることが期待されます。

ヤンセンファーマ プレスリリース
http://www.janssen.co.jp/