エーザイの消化器事業子会社
EAファーマ株式会社は、2018年3月9日、タイ国内において「リーバクト配合顆粒」の販売を開始した。
同社は、エーザイ株式会社の消化器事業子会社。「リーバクト配合顆粒」は、食事摂取量が十分にもかかわらず低アルブミン血症を呈する非代償性肝硬変患者の、低アルブミン血症改善を適応とする薬剤。
低アルブミン血症を改善する薬剤
「リーバクト配合顆粒」は、分岐鎖アミノ酸(L-イソロイシン・L-ロイシン・L-バリン)を配合した顆粒剤であり、味の素株式会社が創製した。低アルブミン血症を改善する薬剤として、1996年に日本で承認・発売されている。
同剤は2003年、有効成分の含量は変更せず一回服用量の体積を約25%低減した製剤について、一部変更承認を取得。服薬アドヒアランスの向上を目的とした改良を行った。また、顆粒剤が苦手な患者に対する服薬アドヒアランスも向上すべく、2013年には「リーバクト配合経口ゼリー」も発売されている。
「リーバクト配合顆粒」は現在、日本・韓国・ベトナム・ミャンマー・フィリピン・香港・マカオ・モンゴルにおいて販売されている。
ベトナム・ミャンマーなどでの販売で得た知見も活用
EAファーマはタイにおいて、「マーケットエクスパンションサービス」を提供するリーディングカンパニーであるDKSHグループと、販売代理店契約を締結している。同国での「リーバクト配合顆粒」販売では、DKSHグループ現地法人が配置したEAファーマ製品専属のマーケティングマネージャーと連携を行うという。
EAファーマは、日本・ベトナム・ミャンマーなどでの販売で得た知見も活用し、「リーバクト配合顆粒」のマーケティング活動をタイで展開するとしている。
(画像は写真素材 足成より)

タイにおける分岐鎖アミノ酸製剤「リーバクト配合顆粒」発売に関するお知らせ - EAファーマ株式会社
http://www.eapharma.co.jp/news/2018/0309.html