2024年04月20日(土)

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富山化学、抗ウイルス薬「ファビピラビル」の国内臨床第3試験の患者登録開始を発表

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富山化学、抗ウイルス薬「ファビピラビル」の国内臨床第3試験の患者登録開始を発表

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富山化学、抗ウイルス薬「ファビピラビル」の国内臨床第3試験の患者登録開始を発表

　2018年3月14日 23:45　

ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害

富山化学工業株式会社は2018年3月12日のニュースリリースで、マダニ媒介性感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を対象とした抗ウイルス薬「ファビピラビル」の国内臨床第3相試験の患者登録を開始したと発表した。

「ファビピラビル」は、ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害しウイルスの増殖を防ぐ特徴があり、インフルエンザウイルス以外のウイルス感染症分野でも応用の可能性が高いと考えられている。

SFTSにおいては、国立感染症研究所が実施した動物モデルでの基礎研究で、「ファビピラビル」の有効性が確認されている。

新薬開発を通じて世界の医療の発展に貢献

また、「ファビピラビル」を使用したSFTSを対象とする臨床研究については、2016年6月より愛媛大学、長崎大学、国立感染症研究所が中心となって実施した結果、有効な治療法の開発につながる知見が得られたとの報告がされている。

富山化学は、SFTSを対象とした抗ウイルス薬「ファビピラビル」の国内臨床第3相試験の患者登録を開始し、対症療法のみである現在のSFTSに対して新たな治療法の提供を目指し開発を進めていくと述べ、また、社会課題を解決するために、「新たな価値」の創造に積極的に取り組み、これにより「持続可能な社会の発展」に貢献することを目指していくと述べている。

（画像は富山化学工業株式会社のサイトより）