アミユー配合顆粒発売開始
味の素製薬株式会社は、ベトナムにおいて2013年7月5日に腎不全用必須アミノ酸製剤「アミユー配合顆粒」の輸入販売承認を取得し、2013年11月11日付で、「アミユー配合顆粒」を発売した。
アミユー配合顆粒とは
「アミユー配合顆粒」は腎不全患者に治療として行われている必須アミノ酸療法で必要な9種類の必須アミノ酸を配合した腎不全用必須アミノ酸製剤である。充分なエネルギーとともに投与することで、腎不全患者の蛋白・アミノ酸代謝を改善し、同時に貧血などの臨床症状の改善及び慢性腎不全時の病態の進行、透析導入時期を遅らせることが確認されている。
ベトナムにおける展開
味の素製薬は、ベトナムにおいて販売代理店契約を締結しているDKSHグループ現地法人内に味の素製薬製品専属のマーケティングスタッフ及びMRを配置している。
DKSHグループはアジアを中心に「マーケットエクスパンションサービス」を提供するリーディングカンパニーである。DKSHのヘルスケア部門は、アジアへの事業拡大を目指している企業に、医療用医薬品・OTC・医療機器の製品登録、市場調査からマーケティング、販売、ロジスティックス、代金回収まで幅広いソリューションを提供している。
また、2012年4月より肝不全用アミノ酸注射液「モリヘパミン点滴静注」と腎不全用総合アミノ酸注射液「ネオアミユー輸液」のマーケティング活動を展開している。そして、2013年1月からは、持続性Ca拮抗降圧剤「アテレック錠」を発売開始した。
なぜベトナムなのか
味の素製薬は味の素グループの一員として認知度が高く、その食文化・体格の類似性の高さから東南アジアを軸として、海外事業拡大を進めている。現在は東南アジアの中でも経済活動の成長が著しく、かつ既に味の素製薬の製品が市場に流通しているベトナムに対し、力を入れるべき国として選択し、活動を展開している状況である。
味の素製薬はベトナムにおいても、会社のスローガンである「ひとを見つめる創薬」を実践することで、患者のQOL向上にいっそう貢献していくという。

ベトナムにおける腎不全用必須アミノ酸製剤「アミユー配合顆粒」発売に関するお知らせ(ニュースリリース)
http://www.ajinomoto-seiyaku.co.jp/newsrelease/2013/1111.html味の素製薬株式会社
http://www.ajinomoto-seiyaku.co.jp/index.html