識別しやすい適切な工夫と配慮
武田薬品工業株式会社は2017年8月31日のニュースリリースで、多発性骨髄腫治療薬「ニンラーロ(R)カプセル 2.3mg・3mg・4mg」のパッケージが、公益社団法人日本包装技術協会から、「2017日本パッケージングコンテスト アクセシブルデザイン包装賞」を授与されたと発表した。
武田薬品工業は、誤薬や飲み忘れを防ぎ、正しく安全に服用してもらうことを目的として、薬剤が入ったアルミシートからなる内箱と、アルミシートを保護するためのスリーブで構成されたパッケージを開発、このパッケージが識別しやすい適切な工夫と配慮がなされているものとしてアクセシブルデザイン包装賞を授与された。
服薬アドヒアランスの向上に努める
ニンラーロの服用方法は28日を1サイクルとし、週に1回の経口投与を3週間繰り返した後1週間休薬する。ニンラーロによる治療を受ける多発性骨髄腫患者は、同薬に加えて、服用スケジュールの異なる複数の薬剤を併用するため、服薬や調剤の間違いの防止対策は非常に重要である。
日本パッケージングコンテストは、公益社団法人日本包装技術協会が主催で毎年開催し、包装におけるデザインからロジスティクスに至るまで、その年の包装の最高峰と優秀群を決定している。
武田薬品工業は、今後も優れた医薬品の創出に取り組むとともに、包装の工夫や飲みやすい製剤の開発を通じて、服薬アドヒアランスの向上に努め、患者の健康と医療に貢献していくと述べている。
(画像はプレスリリースより)

武田薬品工業株式会社ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2017/20170831_7826.html武田薬品工業株式会社
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