中国で初めて輸入販売される製品
株式会社大塚製薬工場は、8月24日、抗生物質キット製剤「注射用セファゾリンナトリウム/塩化ナトリウム注射液」の輸入医薬品ライセンスを中国国家食品薬品監督管理総局より取得したと発表した。
同製品は、中国において初めて輸入販売される抗生物質キット製剤となる。ライセンス取得は、7月26日付で行われた。
抗生物質と溶解液を収納したキット製剤
「注射用セファゾリンナトリウム/塩化ナトリウム注射液」は、一つのプラスチック容器に隔壁を介して抗生物質と溶解液を収納したキット製剤。医療機関における投薬・調製時の作業負担軽減、細菌汚染・異物混入の防止、そして廃棄物削減などを目的として開発された。
大塚製薬工場は1996年、日本初の抗生物質キット製剤として同製品を発売。日本国内では現在、「セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ『オーツカ』」の製品名で販売されている。
中国の医療へさらなる貢献
「注射用セファゾリンナトリウム/塩化ナトリウム注射液」の中国における販売は、大塚製薬工場が日本から輸出を行い、同社子会社である蘇州大塚製薬有限公司が管理を行う。蘇州大塚製薬有限公司は、江蘇省蘇州に本社を置き、医薬品の製造を手がける企業。輸入・販売は、現地の医薬系代理店に委託するという。
大塚製薬工場は、中国の医療へさらなる貢献ができることを、うれしく思うとしている。
(画像はプレスリリースより)

「注射用セファゾリンナトリウム/塩化ナトリウム注射液」中国での輸入医薬品ライセンスを取得 - 株式会社大塚製薬工場
http://www.otsukakj.jp/news_release/pdf/20170824.pdf