DSファーマバイオメディカルが取得
大日本住友製薬株式会社は、8月15日、同社の連結子会社であるDSファーマバイオメディカル株式会社が、オーソライズド・ジェネリック『イルベサルタン錠「DSPB」』について製造販売承認を取得したと発表した。
「DSPB」は、長時間作用型ARB「イルベサルタン(大日本住友製薬の製品名「アバプロ」)」のオーソライズド・ジェネリックであり、高血圧症を効能・効果とする薬剤。
優れた降圧効果が認められている「イルベサルタン」
「イルベサルタン」は、仏サノフィ社が創製した長時間作用型のARB。血中半減期が長く、軽症から重症高血圧症まで優れた降圧効果が認められている。日本においては、大日本住友製薬が製品名「アバプロ」として、塩野義製薬株式会社が「イルベタン」として、2008年7月にそれぞれ発売した。
今回DSファーマバイオメディカルが製造販売承認を取得した「DSPB」は、先発医薬品メーカーの許諾を受け、先発医薬品と同一の原薬・添加物・製造方法で製造されるジェネリック医薬品、すなわちオーソライズド・ジェネリックにあたる。販売は、「50mg」「100mg」「200mg」の3剤形で行われる予定となっている。
DSファーマプロモが情報提供活動を行う
DSファーマバイオメディカルは、大日本住友製薬の100%子会社であり、体外診断用医薬品や医療機器、研究用試薬などを手がける企業。今後は、日本におけるオーソライズド・ジェネリック事業にも取り組むとしている。
「DSPB」は、価基準収載後に発売される予定。販売にあたっては、住友製薬および大日本住友製薬の連結子会社であるDSファーマプロモ株式会社が、同剤の情報提供活動を行うという。
(画像は大日本住友製薬の公式ホームページより)

オーソライズド・ジェネリックのイルベサルタン錠「DSPB」製造販売承認取得のお知らせ - 大日本住友製薬株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20170815_1.pdf