認知症へのさらなる対応力向上を図る
総合メディカル株式会社は、8月9日、「認知症ワーキングチーム」を発足させたと発表した。
同社は、「そうごう薬局」を運営する企業。同チームは、「認知症研修認定薬剤師」を中心に編成されており、認知症へのさらなる対応力向上を図るとしている。
厚生労働省「新オレンジプラン」策定を受けて
近年の日本では、高齢化の進展に伴い認知症の人も増加。団塊の世代が75歳以上となる2025年には、その数が約700万人にのぼると推計されている。
こうした状況を受けて厚生労働省は、「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」を2015年1月に策定。認知症高齢者にやさしい地域づくりに向けて、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援を包括的にケアすることを求めている。また薬剤師に対しても、認知症対応力の向上が新たに明記された。
総合メディカルの「認知症ワーキングチーム」は、こうした動きに対応すべく、今年7月1日発足された。
認知症に関する経験知を全社で共有
「認知症ワーキングチーム」は、「認知症研修認定薬剤師」認定を持つ5名の同社社員が中心となり、計8名のメンバーで構成されている。「認知症研修認定薬剤師」は、薬学的視点をふまえて認知症への助言・対応ができる薬剤師の養成を目的とする認定制度。2016年10月の第1回試験では60名が合格しており、その中の同社社員5名が「認知症ワーキングチーム」に入ることとなった。
総合メディカルは今後も、認知症に関する経験知を全社で共有し、早期対応への取り組みを積極推進するとしている。
(画像は総合メディカルの公式ホームページより)

そうごう薬局で「認知症ワーキングチーム」が発足 - 総合メディカル株式会社
http://www.sogo-medical.co.jp/topics/view/4031