『プリマ ヒップ スクリュー』の固定性を向上
株式会社日本エム・ディ・エムは、8月4日、同社の米国子会社が製造している骨接合材料の新製品『プリマ ヒップ スクリュー サイドプレート システム』について、薬事承認を取得したと発表した。
同製品は、大腿骨頚部骨折に対する骨接合術において使用されるもの。従来品『プリマ ヒップ スクリュー』の固定性を向上する製品として開発されている。
骨折した骨の固定を行うために体内へ埋め込む
日本エム・ディ・エムは、医療機器の開発・製造・販売を展開している企業。人工関節や人工骨、脊椎固定器具、そして骨接合材料も手がける。
骨接合材料は、骨折した骨の固定を行うために体内へ埋め込む製品を指す呼称。スクリューやプレート、髄内釘などが存在する。
同社は、「日本人患者の骨格体型に合致し、日本人医師ニーズを満たす製品の提供」というコンセプトの下、米国子会社であるOrtho Development Corporation社と共同で骨接合材新製品を開発。薬事承認を取得し、同社オリジナルライン『MODE』として販売を行っている。
大腿骨頚部骨折に対する治療戦略の選択肢が拡がる
『プリマ ヒップ スクリュー サイドプレート システム』は、『プリマ ヒップ スクリュー』の固定性を向上する製品として開発された。『プリマ ヒップ スクリュー』は、大腿骨頚部骨折に対する骨接合術において重要となる頚部へ挿入するスクリューの配置を、日本人の3D-CTデータを解析した上で設計されている。
日本エム・ディ・エムは、現在販売中の『プリマ ヒップ スクリュー』に『プリマ ヒップ スクリュー サイドプレート システム』が加わることで、大腿骨頚部骨折に対する治療戦略の選択肢が拡がるとしている。
(画像はプレスリリースより)

骨接合材料新製品『プリマ ヒップ スクリュー サイドプレート システム』の薬事承認取得に関するお知らせ - 株式会社日本エム・ディ・エム
http://www.jmdm.co.jp/uploads/170804.pdf