全ての主要なジェノタイプのC型肝炎に対応
アッヴィ合同会社は、8月7日、C型肝炎治療薬「glecaprevir/pibrentasvir(以下「G/P」)」が欧州委員会より販売承認を取得したと発表した。
この発表は、米国アッヴィ社が7月28日(米国時間)に発表したプレスリリースを翻訳したもの。「G/P」は、2種の異なる抗ウイルス薬を組み合わせ、全ての主要なジェノタイプ(GT1型~6型)のC型肝炎に対応するリバビリンフリー治療薬。
治療を大きく向上させることがミッション
アッヴィは、研究開発型のグローバルなバイオ医薬品企業であり、複雑かつ深刻な疾患に対する革新的な先進治療薬の開発に努めている。同社は、「自己免疫疾患」「オンコロジー」「ウイルス感染症」「ニューロサイエンス」の4つの主要治療領域において、治療を大きく向上させることをミッションとして掲揚。75カ国以上の国で、事業に取り組んでいる。
「G/P」は、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤の「glecaprevir(グレカプレビル水和物)」100mgと、NS5A阻害剤である「pibrentasvir(ピブレンタスビル)」40mgを組み合わせた、1日1回3錠服用の治療薬。肝硬変を有しない未治療C型肝炎患者に対する、8週間投与、パンジェノタイプの治療選択肢となっている。
欧州においても患者の多様なニーズに応える
今回「G/P」が欧州において取得した販売承認は、アッヴィが実施した臨床開発プログラムにおける8試験のデータに基づくもの。未治療で非肝硬変のGT1型~6型患者を対象とする同試験では、8週間という短期間の治療で97.5%の治癒率が達成されたという。
同社は今回の承認について、欧州においても患者の多様なニーズに応えることが可能になるとしている。
(画像はアッヴィの公式ホームページより)

アッヴィ、C型肝炎治療薬G/Pに対する欧州委員会の販売承認を取得 - アッヴィ合同会社
http://www.abbvie.co.jp/