FDA、EMAから承認のHIV-1感染症治療薬
MSD株式会社は8月2日、Merck&Co.,Inc,Kenilworth,N.J.,USA.が7月24日に米国で発表した Isentress(R)HD(ラルテグラビル)と他の抗レトロウイルス薬と併用した第3相臨床試験の96週目時点の結果を公表した。
Isentress(R)HDは、治療歴のない、またはアイセントレス(R) 400mg投与による初回治療で、ウイルス抑制を達成した成人か40kg以上の小児を対象としたHIV-1感染症治療薬で、1日1回、 Isentress(R) 600mgのフィルムコート錠を2錠経口投与する薬剤。
米国では2017年5月にFDAから承認され、2017年7月にはEMAからも承認を受けている。
アイセントレス (R)、 Isentress(R)HDは共にHIV-1感染症やAIDSを治癒する治療薬ではなく、ウイルスの複製を防ぎ、新たな細胞への感染を抑制させる効果を持つ。
アイセントレス (R)と同等の安全性と有効性を示す
アイセントレス (R) は2007年に承認されたHIV-1感染症治療薬として開発されたインテグラーゼ阻害剤で、1日2回投与が必要な薬剤。
すでにIsentress(R)HD投与後48週目のデータで、アイセントレス (R)と比較して非劣性が確認されており、今回、96週目ではその有効性と安全性において、アイセントレス (R)と同等であることが示されたとしている。
(画像はMSD株式会社HPより)

MSD株式会社 ニュースリリース
http://www.msd.co.jp/