Janssen Pharmaceuticals Inc.との間で締結
ムンディファーマ株式会社は、7月24日、持続性がん疼痛治療剤「タペンタ錠25mg」「同50mg」「同100mg」に関する契約を、Janssen Pharmaceuticals Inc.との間で締結したと発表した。
同契約は、日本国内における「タペンタ錠」の権利を、ムンディファーマが取得するためのもの。
40カ国以上において承認を取得している薬剤
「タペンタ錠」は、ドイツのグルネンタール・グループによって開発された持続性がん疼痛治療薬(医療用麻薬)。μオピオイド受容体活性に加えて、ノルアドレナリン再取り込阻害作用を持つ。現在、40カ国以上において承認を取得している。
日本において同剤は、「中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛」を効能効果として、2014年8月に発売された。以来、がんに伴う疼痛への経口治療剤が限られている現状にあって、有効な選択肢として患者に貢献している。
疼痛領域のポートフォリオを拡充
ムンディファーマは、世界120カ国において事業を展開しているMundipharmaが、日本の独立関連法人として1991年に設立した企業。日本においては、「疼痛」「がん」「コンシューマーヘルスケア」の3事業を柱として、患者のQOL向上に貢献している。
同社は今回の「タペンタ錠」契約締結を、同社が専門性と強みを持つ疼痛領域のポートフォリオを拡充するものであるとし、同剤提供を通じて日本の患者により貢献するとしている。
(画像はムンディファーマの公式ホームページより)

ムンディファーマが日本における「タペンタ」の権利獲得 - ムンディファーマ株式会社
http://mundipharma.co.jp/1104