より安定した形でジェネリック医薬品を供給するため
武田テバファーマ株式会社および武田テバ薬品株式会社は、7月18日、両社が製造販売しているジェネリック医薬品合計53成分103品目について、2018年3月をもって販売を中止すると発表した。
この中止は、両者がより安定した形でジェネリック医薬品を供給すべく決断されたものだという。
質の高い効率的な医療の実現を目指す
武田テバファーマと武田テバ薬品は、ジェネリック医薬品と長期収載品によるオフ・パテント・ドラッグを手がける武田テバを、2社で構成している。武田テバファーマは主にジェネリック医薬品を取り扱い、武田テバ薬品は武田薬品より継承した長期収載品を取り扱う。
武田テバは、日本の患者と医療関係者幅広いニーズと、ますます向上するジェネリック医薬品の重要性に対応。日本における武田薬品の企業ブランドや強固な流通網も活用し、既存の枠を越えた価値創出と、質の高い効率的な医療の実現を目指すとしている。
2018年3月まで注文に対応できる在庫を確保
武田テバは、厳しい品質管理基準を適用し、高品質を保証する体制を整備してきた。同時に、ジェネリック医薬品282成分775品目について、安定供給に影響をおよぼすリスクを洗い出し、製剤設計や製造工程の見直したという。
その結果として今回、2012年以前に発売した製品のうち、将来的な安定供給が困難な製品について、販売を決断した。販売中止製品については、2018年3月まで注文に対応できる在庫を確保するとしている。
(画像は武田テバの公式ホームページより)

武田テバ 53成分103品目販売中止 ジェネリック医薬品の安定供給に向けて - 武田テバ
https://www.takeda-teva.com/public/news/detail?id=94