米国で特許成立済み、欧州各国で特許出願中
株式会社カイオム・バイオサイエンスは2017年7月21日のニュースリリースで、開発を進めているDLK-1抗体に関する特許について、中国における特許付与の決定通知を受領したことを発表した。
この特許はヒトDLK-1を標的としたヒト化モノクローナル抗体に関するもので、現在、欧州を含む各国に特許を出願しており、これまでは米国で特許が成立している。
新しいがん治療の可能性
ヒト化モノクローナル抗体については、ADC Therapeutics社とライセンス契約を締結することになっており、今回の特許付与決定は同社でのADC用途での開発及びカイオム・バイオサイエンスでの開発及び導出活動を支える知財基盤を強化するものである。
DLK-1は幹細胞や前駆細胞といった未熟な細胞の増殖、分化を制御すると考えられており、肝臓がんの細胞表面に発現し、その増殖に関与していることが発見され、新しいがん治療の標的になりうる可能性がある。
(画像は株式会社カイオム・バイオサイエンスのサイトより)

株式会社カイオム・バイオサイエンス ニュースリリース
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http://www.chiome.co.jp/