一貫製造が可能な体制も完備
富山県富山市のダイト株式会社は、7月11日、高薬理製剤棟「第八製剤棟」を新設することを決定したと発表した。
同社は、抗がん剤など高薬理活性領域への取り組みを重要視しており、今回の「第八製剤棟」新設もその一環として行われるもの。研究開発体制の整備・強化すると共に、一貫製造が可能な体制も完備するとしている。
大手医薬品メーカーからの製造受託なども展開
ダイトは、1942年の創業以来、原薬・医療用医薬品・一般用医薬品・配置用医薬品の製造・販売に加え、大手医薬品メーカーからの製造受託なども展開し、業容を拡大してきた企業。現在は、ジェネリック医薬品の生産と販売も手がけている。
同社グループは、社会からの要請に対して誠実に対応し、生命関連企業としての責任を自覚して信頼に応えることをモットーとする。そして、高品質な原薬と製剤の安定供給によって人々の健やかな生活に貢献し、「選ばれる企業」であり続けるためにさらなる飛躍を目指すとしている。
今後増加が見込まれる高薬理活性領域の製品
高薬理活性領域への取り組みとしてダイトは、2014年には本社構内において高薬理活性製剤の製造を担う「第七製剤棟」を竣工。本年6月には、高薬理活性原薬および製剤の開発・分析などを行う「高薬理R&Dセンター」も竣工させている。
新設される高薬理製剤棟「第八製剤棟」では、今後増加が見込まれる高薬理活性領域のジェネリック製剤製品および高薬理活性領域の製造受託に対応すべく、生産能力の増強が図られる。竣工は、2018年12月を予定しているという。
(画像はダイトの公式ホームページより)

高薬理製剤棟新設に関するお知らせ - ダイト株式会社
http://navigator.eir-parts.net/