FDAから審査完了の報告を受領
武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品工業)は6月23日、大うつ病治療剤「TRINTELLIX(R)」について米国食品医薬品局(FDA)から審査完了の報告を受領したことを発表した。
「TRINTELLIX(R)」は、成人の大うつ病治療剤として2013年9月にFDAから承認を受けており、今回の申請は成人大うつ病性障害における認知機能障害に対する効能・効果の追加を目的に行っていたものだ。
今後もFDAと協議していく予定
「TRINTELLIX(R)」は、H.Lundbeck A・S(以下、H.Lundbeck 社)が創製した神経伝達物質セロトニンの再取り込み阻害作用など複数のセロトニン受容体での作用を併せ持つ唯一の薬剤。
世界保健機関(WHO)では「その他」の抗うつ薬として分類している。「TRINTELLIX(R)」は「Brintellix(R)」として販売され、2016年5月に製品名を変更し、武田薬品工業の子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.がH.Lundbeck 社と共同で2016年6月から販売している。
武田薬品工業とH.Lundbeck 社は今回の審査完了について、認知機能障害に対する高い改善効果が認められているとして、今後もFDAと協議していく予定。
(画像は武田薬品工業株式会社HPより)

武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2017/20170623_7777.html