第21回日本がん免疫学会総会において発表
タカラバイオ株式会社は、6月21日、TCR遺伝子治療(医師主導治験)の中間結果を第21回日本がん免疫学会総会において発表することを明らかにした。
同社は、がんを対象としたsiTCR遺伝子治療の承認取得を目指して、三重大学のグループなどと共同でsiTCR遺伝子治療の開発を進めている。
再生・細胞医療分野に向けた新製品開発を加速
タカラバイオは、寳酒造株式会社のバイオ事業部門として業務を開始。「遺伝子医療などの革新的なバイオ技術の開発を通じて、人々の健康に貢献する」という企業理念に基づき、基幹技術であるバイオテクノロジーを活用した事業を展開している。
同社はまた、再生医療を促進する政策を追い風として、幹細胞を用いた基礎研究や再生・細胞医療分野に向けた新製品の開発を加速。遺伝子治療・細胞医療の研究開発において培った技術・ノウハウを活かして、再生医療等製品などの開発・製造支援サービスであるCDMO事業も拡大させている。
幕張メッセ国際会議場にて開催
タカラバイオが今回発表するのは、三重大学などが2015年より実施しているNY-ESO-1・siTCR遺伝子治療に関する第1相臨床試験の中間報告。「NY-ESO-1 TCR遺伝子改変T細胞輸注におけるサイトカイン放出症候群発症と臨床反応」など3演題の発表が行われる。
第21回日本がん免疫学会総会は、6月28日から30日まで、幕張メッセ国際会議場にて開催。タカラバイオの発表は、6月29日に行われる。
(画像はタカラバイオの公式ホームページより)

第21回日本がん免疫学会総会にてTCR遺伝子治療(医師主導治験)の中間結果を発表 - タカラバイオ株式会社
http://www.takara-bio.co.jp/release/?p=4324