2017年欧州血液学会学術集会にて発表
武田薬品工業株式会社は、6月23日、2017年欧州血液学会学術集会において多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ」の最新データを発表することを明らかにした。
同学会は、スペイン マドリードにて6月22日から25日まで開催されるもの。「ニンラーロ」のデータ発表は、同学会のオーラルプレゼンテーションにて行われる。
初めてかつ唯一の経口プロテアソーム阻害剤
多発性骨髄腫は、形質細胞のがんであり、骨髄が病巣となる疾患。悪性化した形質細胞には骨を脆くする作用があり、多くの骨に影響を与えることになる。結果として、圧迫骨折や溶解性骨病変、関連疼痛に繋がる場合もある。また、免疫系や赤血球数にも影響を与え、倦怠感や貧血といった症状を伴うことも多い。
「ニンラーロ」は、前治療歴のある再発・難治性の多発性骨髄腫に対する、初めてかつ唯一の経口プロテアソーム阻害剤。2015年11月に米国食品医薬品局(FDA)より販売許可を取得し、2017年3月には日本においても厚生労働省より製造販売許可を取得。同年5月に、日本国内でも発売されている。
2つの臨床第1/2相試験からの最新データ
2017年欧州血液学会学術集会にて武田薬品が今回発表するのは、「ニンラーロ」の2つの臨床第1/2相試験からの最新データ。両試験は、新たに多発性骨髄腫と診断された患者を対象として実施されている。
(画像は武田薬品の公式ホームページより)

2017年欧州血液学会学術集会における多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ」の最新データの発表について - 武田薬品工業株式会社
http://www.takeda.co.jp/news/2017/20170623_7776.html