日本、オーストラリアなどで特許を取得
カルナバイオサイエンス株式会社は2017年6月23日のニュースリリースで、カルナバイオサイエンスが研究開発において創出したBTK阻害薬の特許出願(発明の名称:新規トリアジン誘導体)に関し、オーストラリア連邦で特許(オーストラリア特許番号:2014294225)が成立したと発表した。
日本でも同様にBTK阻害薬の特許出願(出願番号:2015-528238)を実施し、2017年5月16日付けで特許査定通知を受領しており、カルナバイオサイエンスは、引き続き知的財産戦略上において重要な特許取得に積極的に取り組んでいくと述べている。
既存薬とは全く異なる作用機序を持つ
関節リウマチなどの自己免疫疾患は、自己の組織に対する異常な免疫応答によって引き起こされる炎症が原因と考えられ、BTK(Bruton's Tyrosine Kinase)は、B細胞およびマクロファージのシグナル伝達に重要な役割をしていることが知られている。
BTK阻害薬は、この炎症の過程で活性化されるマクロファージやB細胞のシグナル伝達を直接阻害するため、既存薬とは全く異なる作用機序を持つ新規関節リウマチ治療薬として期待されている。
カルナバイオサイエンスは現在、当プログラムの前臨床試験を実施しており、新たな導出に向けた取り組みを進めている。
(画像はカルナバイオサイエンス株式会社のサイトより)

カルナバイオサイエンス株式会社ニュースリリース
https://www.carnabio.com/output/irlibrary/479_ja.pdfカルナバイオサイエンス株式会社
http://www.carnabio.com/japanese/