FDAから承認取得
サノフィ株式会社(以下、サノフィ)は5月29日、活動性関節リウマチの治療薬としてsarilumabが米国食品医薬品局(FDA)から5月22日に承認されたことを発表した。
sarilumabは、4月24日に欧州医薬品庁(EMA )とFDAから肯定的見解を受けており、サノフィは患者にとって新たな治療の選択肢となるとしている。
今回の承認は、成人のメトトレキサートなどの抗リウマチ薬を使用後、充分な効果が得られなかった患者や、不耐の中等度から重度の患者を対象として取得。臨床試験では、sarilumabの投与により活動性関節リウマチ患者の症状改善や身体機能向上が有意に認められていた。
sarilumabの販売はRegeneron社と共同で
活動性関節リウマチは自己免疫疾患の1種で、関節に炎症や痛みが現れ、損傷や変形に至ると言われてる。女性に多く、米国では約130万人もの患者がいるという。
サノフィは、診断と治療が困難なことの多い消耗性疾患に対する医薬品開発に取り組んでおり、sarilumabは、アンメット・メディカルニーズの高い医薬品開発に取り組んでいるRegeneron社と共に開発を進めてきた。
今後、米国でのsarilumabの販売はRegeneron社とサノフィジェンザイムが行う予定。
(画像はサノフィ株式会社HPより)

サノフィ株式会社 プレスリリース
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/