「OncoGuide(R)AmoyDx(R)ROS1融合遺伝子検出キット」を販売
アルフレッサファーマ株式会社は6月5日、コンパニオン診断薬「OncoGuide(R)AmoyDx(R)ROS1融合遺伝子検出キット」を販売した。
コンパニオン診断薬は、医薬品の効果や投与量を投与前に予測する診断薬で、個人のバイオマーカーや遺伝情報を調べるために使用される医薬品だ。
ROS1融合遺伝子は、肺がん、胆管がん、胃がん、卵巣がんなどで確認されており、ROS1融合遺伝子から作られるキナーゼタンパクが活性化し正常な細胞が、がん化すると言われている。
「ザーコリ」の適応追加により治療が可能に
「OncoGuide(R)AmoyDx(R)ROS1融合遺伝子検出キット」はファイザー株式会社の抗悪性腫瘍剤・チロシンキナーゼ阻害剤「ザーコリカプセル200mg・250mg」が適応かを判定する診断薬として、2017年1月31日に株式会社理研ジェネシスが製造販売取得。
「ザーコリ」は日本で、2012年に未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)を適応として発売。2017年5月18日に、ROS1融合遺伝子陽性NSCLCを適応として追加承認を取得しているため、ROS1融合遺伝子陽性患者の治療が拡大できるとしている。
(画像はアルフレッサファーマ株式会社HPより)

アルフレッサファーマ株式会社 ニュースリリース
http://www.alfresa-pharma.co.jp/