第2期に資金パートナーとして参画
中外製薬株式会社(以下、中外製薬)は6月1日、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(Global Health Innovative Technology Fund 以下、GHIT Fund)の活動の第2期に対し、資金パートナーとして参画することを発表した。2018年度から2022年度までの5年間に対する資金として5億円を拠出する。
GHIT Fundは、グローバルヘルス分野の研究開発に特化した世界初の官民パートナーシップとして、2013年に創設された国際的な非営利組織。
日本と海外の研究機関の連携促進、研究開発パートナーシップへの投資により、新薬創出を推進している。
GHIT Fund初の抗体医薬品開発への寄与目指す
中外製薬では、2016年に「結核に対する化合物探索」、2017年に「すべての血清型のデングウイルスに対して中和活性を有するヒトモノクローナル抗体の医薬品応用を目的とした研究」(以下、抗デングウイルス抗体プロジェクト)の2件が、GHIT Fundの出資案件に採択されている。
特に、重症化したデング熱に対する有効な治療薬は未だ開発されておらず、世界有数の抗体改変技術を確立している同社は、「抗デングウイルス抗体プロジェクト」でGHIT Fund初の抗体医薬品開発への寄与を目指す。
(画像は中外製薬株式会社ホームページより)

中外製薬株式会社 ニュースリリース
https://www.chugai-pharm.co.jp/