注意欠陥/多動性障害治療剤「インチュニブ(R)錠1㎎・3㎎」
塩野義製薬株式会社(以下、塩野義製薬)とシャイアー・ジャパン株式会社(以下、シャイアー・ジャパン)は、5月26日両社連名のニュースリリースで、注意欠陥/多動性障害治療剤「インチュニブ(R)錠1㎎・3㎎」を同日販売開始したと発表した。
2011年11月18日、塩野義製薬とアイルランドに本社を置くShire plcとの間で、「インチュニブ(R)」の日本国内での共同開発・商業化に関するライセンス契約が締結された。同剤は、その契約内容に基づき開発され、2017年3月30日、塩野義製薬が製造販売承認を取得。今回発売に至った。
1日1回の投与で、不注意、衝動性、多動性に有効
注意欠如・多動症(以下、ADHD)は、不注意、衝動性、多動性を主な特徴とする神経発達障害で、12歳以前より発症するとされるが、心理社会的治療と薬物療法による治療が可能な疾患だ。
「インチュニブ(R)」は、現在世界33か国で発売されており、これまでのADHD治療薬とは異なる作用機序の「選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬」である。
小児期における注意欠陥/多動性障害を効能効果とする同剤。国内3相プラセボ対照試験では、プラセボ群と比較し、1日1回の投与で、不注意、衝動性、多動性のいずれに対しても有意な改善を示した。
なお、塩野義製薬とシャイアー・ジャパンでは、2017年3月6日、保護者と教育関係者を対象とした「知って向き合うADHD」を開設し、ADHDに関する情報提供を行っている。
(画像はプレスリリースより)

塩野義製薬株式会社ニュースリリース
http://www.shionogi.co.jp/