協和発酵キリンが日本国内にて販売
協和発酵キリン株式会社は、5月18日、2型糖尿病治療剤「オングリザ」の製造販売後臨床試験結果について、学会発表を行ったことを明らかにした。
この発表は、同日に開催された第60回日本糖尿病学会年次学術集会にて行われたもの。同社は同剤を、日本国内にて販売している。
統計学的に有意な改善が認められた
「オングリザ」の製造販売後臨床試験は、インスリン製剤単独治療中である2型糖尿病患者 240名を対象として実施された。
同試験では、二重盲検下にて「オングリザ」またはプラセボを患者に投与。インスリン製剤と併用投与した際における、同剤の安全性および有効性が検討されている。主要評価項目は、投薬開始後16週におけるベースラインからのヘモグロビンA1c変化量。
試験の結果、主要評価項目において「オングリザ」群では、プラセボ群に比べて統計学的に有意な改善が認められた。安全性についても、両群での相違は認められなかったとしている。
新しい価値の創造により貢献
協和発酵キリンは、同試験における以上の結果から、「オングリザ」をインスリン製剤と併用投与した際の有効性および安全性が確認されたとする。
事後解析として同試験のサブグループ解析も実施されたが、65歳以上と65歳未満の患者との間で、安全性および有効性に顕著な差は認められなかったという。
同社は今後も、新しい価値の創造により世界の人々の健康と豊かさに貢献するとしている。
(画像は協和発酵キリンの公式ホームページより)

2型糖尿病治療剤「オングリザ錠」の製造販売後臨床試験結果学会発表について - 協和発酵キリン株式会社
http://www.kyowa-kirin.co.jp/