国内でも卵巣がん患者は増加傾向
アストラゼネカ株式会社(以下、アストラゼネカ)が5月8日、日本の卵巣がん患者と家族に向けて卵巣がん疾患啓発ウェブサイト「卵巣がん.jp」を開設した。
卵巣がんの疾患啓発を目的に5月8日の『世界卵巣がんデー』に合わせて開設されたもので、京都大学 医学研究科婦人科学産科学分野 万代 昌紀教授が監修を担当している。
女性に特有のがんの中でも、卵巣がんは子宮がんや乳がんに比べて一般的に馴染みが少ない。しかし、日本では近年卵巣がん患者数は増加傾向にあり、卵巣がんと診断される女性は、毎年9,000人以上に上るという。
卵巣がん患者とその家族のニーズに応える活動を展開
「卵巣がん.jp」は、日本の卵巣がん患者に向けて構成されている。海外で展開する卵巣がん疾患啓発サイトの内容に加え、日本人の疫学情報や国内における診断と治療、医師とのコミュニケーション内容などを紹介。
卵巣がんについての正しい知識を身につけて病気と向き合い、患者自身が納得できる治療方法を選択するためのサポートとしての役割を担っていく。
卵巣がんは、婦人科領域のがんの中で最も生存率の低いがんである。初期の症状を自覚しづらく受診が遅れがちなため、半数以上の患者が進行した状態で卵巣がんと診断されるのが現状だ。
アストラゼネカは、オンコロジー領域での新薬開発をリードするバイオ・医薬品企業として、今後も「卵巣がん.jp」の運営他、卵巣がん患者とその家族のニーズに応える活動を展開していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

アストラゼネカ株式会社 ニュースリリース
https://www.astrazeneca.co.jp/