日頃どのような意識で関わっているか
株式会社エス・エム・エスは、薬剤師203名を対象として「AG/GEについての現場調査」を実施し、その結果を4月21日に発表した。
同社は、介護・医療の情報サービスを提供する企業。同調査では、薬剤師がAG/GE(オーソライズドジェネリック/ジェネリック医薬品)の切り替えについて、日頃どのような意識で関わっているかを調べている。
68%の薬剤師がAG/GEを再提案
調査ではまず、AG/GEを拒否した患者に対して再提案は行うかどうかを訊ねている。結果は、68%が「はい」と回答。再提案を行う理由としては、「薬価に差が出た」「使いやすさが改善されたジェネリックの発売」などが挙げられている。
AG/GEの説明をどのように行っているかについては、「口頭で」と回答したのが127人で最多であり、2位の「メーカー提供の資材を使って」の18人を遙かに引き離した。
患者への服薬指導が難しいと感じる薬剤については、抗うつ薬・統合失調症薬と答える人が120人に達している。
先発薬に戻る患者は少ない
調査では、AG/GEから先発薬に戻る患者の割合も訊ねている。最も多かった回答は「0~10%未満」の62%であり、2位の「10~25%未満」も28%に達した。先発薬に戻る患者は少ないと、同社は考察している。
調査の詳細は、同社のプレスリリースで。
(画像はプレスリリースより)

後発医薬品への切り替え、薬剤師の理解が追いついていない可能性 - 株式会社エス・エム・エス
http://www.bm-sms.co.jp/prs_170421_cocoyakureport/