中国で「AAT-076」開発を推進するRMX社が提出
株式会社AskAtは、2018年1月4日、次世代選択的COX2阻害薬「AAT-076」の治験届けが、中華人民共和国国家食品医薬品監督管理局(CFDA)に受理されたと発表した。
この治験届けは、同国において「AAT-076」の開発を推進しているRMX社が提出していたものであり、疼痛を対象としている。
広範な疼痛に対し有効な「AAT-076」
AskAtは、創薬研究開発について豊富な実績と経験を持つ経営者や研究者により設立されたバイオベンチャー。痛み・がん・免疫疾患、認知症、加齢黄斑変性といった治療領域で苦しむ患者に、画期的な新薬を届けるべく、製薬企業への導出を通じた新規医薬品の創生を目指している。
「AAT-076」が阻害するCOX2は、痛み・炎症・骨代謝などに関わる生理活性物質であるプロスタグランジンE2を産生する病態において、発現が誘導される酵素。このCOX2に対して優れた選択性を持つ同剤は、炎症性疼痛のみならず広範な疼痛に対し有効であることが、様々な薬理試験によって明らかになっている。
革新的な新薬を開発しているRMX社
「AAT-076」の治験届けをCFDAに提出したRMX社は、創薬の研究開発に豊富な実績と経験を持つ専門家によって設立された、創薬研究開発企業。中国・韓国・日本など北東アジア地域において、未だ有効な治療法がない医療分野をターゲットとして革新的な新薬を開発している。
なお今回の受理によりAskAtは、契約に規定された一時金をRMX社より受領するという。
(画像はAskAtの公式ホームページより)

次世代選択的COX2阻害薬 (AAT-076)の治験届けがCFDAに受理されました - 株式会社AskAt
http://askat-inc.com/japanese/news/detail/?jpnewsid=283