FDAと治験申請のための会議を実施予定
株式会社リボミック(以下、リボミック)は1月11日、同社開発中のRBM-007の加齢黄斑変性症(以下、AMD)を対象とした米国での臨床試験に向けて、1月26日に米国食品医薬品局(FDA)と治験申請のための会議を実施することを発表した。
AMDは、加齢が原因となり、視力の低下の他、失明にもつながることも多い疾病で、網膜色素上皮が萎縮していく萎縮型AMDと、異常な血管が網膜色素上皮の下や網膜と網膜色素上皮の間に侵入する滲出型AMDの2つがある。
現在、萎縮型AMDの治療法はみつかっておらず、また、萎縮型AMDについても、現状の視力の維持、改善する治療があるが、視力が正常になることは難しいと言われている。
違う作用機序を持つアプタマー医薬
RBM-007は、繊維芽細胞増殖因子2(以下、FGF2)を特異的に阻害するアプタマー医薬。
アプタマー医薬は、核酸であるRNAを利用して、標的とするタンパク質に結合して阻害するRNA分子(アプタマー)を創製し開発したもので、リボミックはこのアプタマー医薬を中心に開発を進めている。
RBM-007は、現在、使用されているAMD治療薬である抗VEGF薬では防ぐことのできない線維症の抑制する働きを持つため、新たな治療薬として期待できるとしている。
(画像は株式会社リボミックHPより)

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