慢性腎不全用剤「クレメジン速崩錠500mg」を1月16日発売
田辺三菱製薬株式会社と株式会社クレハは1月11日、2017年8月15日クレハが慢性腎不全用剤「クレメジン速崩錠500mg」の製造販売承認を取得し、2017年12月8日薬価基準に収載されたため、2018年1月16日発売する、と発表した。
少量の水で速やかに崩壊し口腔内の拡散を抑制
クレハが開発した「クレメジン」は、慢性腎不全により尿により体外へ排泄されるべき老廃物が体に蓄積される尿毒症を防ぐため、尿毒症毒素を消化管内で吸着し便とともに排泄させる、高純度多孔質炭素の球形微粒状の経口吸着薬である。
慢性腎不全による尿毒症症状を改善し、透析治療への期間を延長することができる世界初の慢性腎不全用剤である。
1991年カプセル剤(販売名:クレメジンカプセル200mg)、2000年細粒剤(販売名:クレメジン細粒分包2g)を発売した。
クレメジン速崩錠500mgは、少量の水で速やかに崩壊し、口腔内の拡散を抑えて患者の服用感を改善しつつ。進行性の慢性腎不全による尿毒症症状を改善し透析導入の遅延をもたらす。
成人では、1日6gを3回に分割し、経口投与する。
薬価は、500mg1錠で47.80円である。
クレハが製造販売し、田辺三菱製薬が販売および医療機関への情報提供活動を行う、とのこと。
(画像はプレスリリースより)

田辺三菱製薬株式会社のニュースリリース
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