顕著な心機能改善効果を確認
株式会社リボミックは2017年12月27日のニュースリリースで、リボミックが創薬したRBM003(抗キマーゼ・アプタマー)について、臨床開発候補品となるキマーゼに対するRNAアプタマーを特定し、その物質特許の出願(特願2017-230503)を完了したことを発表した。
キマーゼの病態生理を研究している大阪医科大学大学院医学研究科創薬医学教室の高井真司教授との共同研究によって、リボミックの創製した抗キマーゼ・アプタマーが、ハムスターの心筋梗塞急性期モデルにおいて、顕著な心機能改善効果を確認することに成功した。
病態時にのみ強く活性化する酵素
キマーゼは、正常組織では働かず、病態時にのみ強く活性化する酵素であり、これまでに高井教授らによって高血圧、糖尿病、高脂血症による合併症(心不全、動脈硬化、大動脈瘤、腎不全)、肝硬変、肺線維症、手術後の癒着、潰瘍性大腸炎などにおける病態生理学的役割が明らかにされている。
リボミックは、今回の出願をもって、抗キマーゼ・アプタマーに関する知財は格段に強化され、今後は国内外のメガファーマへのライセンスや提携に向けた事業開発を推進していく予定であると述べている。
(画像は株式会社リボミックのサイトより)

株式会社リボミックニュースリリース
http://v4.eir-parts.net/株式会社リボミック
https://www.ribomic.com/