カナダのシエラ・オンコロジー社に導出
カルナバイオサイエンス株式会社は、2018年1月5日、シエラ・オンコロジー社に対して同社が導出したCDC7キナーゼ阻害薬の特許出願について、日本における特許が成立したと発表した。
シエラ・オンコロジー社は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州に本社を置く製薬企業。
創薬支援事業と創薬事業が事業の柱
カルナバイオサイエンスは、2003年、日本オルガノン株式会社をスピンオフする形で兵庫県神戸市において設立された企業。創薬支援事業と創薬事業を、事業の柱としている。
創薬支援事業においては、キナーゼタンパク質の製造・販売、プロファイリングやスクリーニング受託サービス、アッセイキットの製造・販売およびアッセイ系構築サービスなどを展開している。
創薬事業においては、同社が保有するキナーゼコア技術を活用した医療用医薬品の研究開発を展開。世界トップクラスであると自認するキナーゼ創薬技術を用いて、キナーゼ阻害薬の研究を実施し、より有効性・安全性の高い医薬品の開発を行っている。
CDC7キナーゼ阻害薬特許の関連特許
今回成立した特許は、日本においては既に特許登録されているCDC7キナーゼ阻害薬の特許(発明の名称「新規フラノン誘導体」)の関連特許。
カルナバイオサイエンスは今後も、知的財産戦略上において重要な特許取得について、積極的に取り組んでいくとしている。
(画像はカルナバイオサイエンスの公式ホームページより)

CDC7キナーゼ阻害薬に係る日本における特許登録のお知らせ - カルナバイオサイエンス株式会社
https://www.carnabio.com/output/irlibrary/505_ja.pdf