マイランEPDへの承継に合意
ファイザー株式会社とマイランEPD合同会社は、2017年12月21日、アナフィラキシー補助治療剤「エピペン注射液0.15mg」「同0.3mg」について、マイランEPDへの製造販売承認承継に合意したと発表した。
この承継に伴いマイランEPDは、厚生労働省対して同剤の製造販売承認承継届書を、同日付で提出している。
ファイザーとマイランEPD
ファイザーは、サイエンスとグローバルなリソースを活用し、生活を大きく改善する治療薬を届け続けている製薬企業。先進国および新興市場で、恐れられている疾患の予防・治療・治癒に役立つ製品を提供し、ヘルスケア製品におけるクオリティ・安全性・価値の基準設定のリードを目指している。
マイランEPDは、グローバル医薬品企業であるマイランの日本法人。消化器系・呼吸器系・感染症領域・ウイメンズヘルスの領域を中心に、事業を展開している。マイランは、70億の人々に高品質な医薬品を届けるというミッションのもと、ヘルスケア分野における新しいスタンダードの確立に邁進。同社の抗レトロウイルス医薬品は、世界中でHIV/AIDS患者の約40%に使用されている。
急激に進行するアレルギー反応、アナフィラキシー
アナフィラキシーは、短時間のうちに複数の臓器や全身に現れ急激に進行するアレルギー反応。呼吸障害や血圧低下などの症状により、死に至る場合もある。食物・蜂毒・薬物などが、アナフィラキシーを起こす主な原因と考えられている。
2012年11月、ファイザーはマイラン製薬株式会社からエピペンの製造販売承認を承継していた。今回の承継以降は、マイランEPDがエピペンの製造販売承認を保有し、販売ならびに製品情報の提供・収集を行うという。
(画像はファイザーの公式ホームページより)

「エピペン注射液」の製造販売承認の承継について - ファイザー株式会社
http://www.pfizer.co.jp/