浸潤性乳癌の再発または死亡リスクを有意に低下
中外製薬株式会社は2017年12月25日のニュースリリースで、ロシュ社が2017年12月21日に、再発リスクの高いHER2陽性早期乳癌に対するPerjeta、Herceptinと化学療法を併用(Perjeta併用療法)した術後補助化学療法について、米国食品医薬品局(FDA)から承認されたことを発表した。
FDAは、HER2陽性の局所進行炎症性または早期乳癌(直径2センチメートル以上、またはリンパ節転移陽性)に対する術前化学療法について、条件付き承認としていたPerjeta併用療法を完全承認に変更した。
早期乳癌治療で、治癒の可能性を提供
今回の承認により、術前補助化学療法としてPerjeta併用療法を受けているHER2陽性早期乳癌患者は、術後もPerjetaとHerceptinによる治療を継続して1年間(最大18サイクル)受けることができる。
Perjeta(pertuzumab)の日本での効能・効果は「HER2陽性の手術不能または再発乳癌」であり、販売名は「パージェタ(R)点滴静注420mg/14mL」である。
また、日本国内なおいて、HER2陽性乳癌(アジュバント)を対象とした第3相国際共同治験、およびHER2陽性胃癌を対象とした第3相国際共同治験に参加している。
(画像は中外製薬株式会社のサイトより)

中外製薬株式会社ニュースリリース
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