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2025年05月06日(火)
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理化学研究所、ぜんそくに関わる新しい遺伝子領域の発見を発表

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理化学研究所、ぜんそくに関わる新しい遺伝子領域の発見を発表

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感染などの免疫応答とぜんそくとの関係を解明へ
理化学研究所は2017年12月23日のプレスリリースで、理化学研究所統合生命医科学研究センター医科学数理研究グループの角田達彦グループディレクターらの共同研究チームが参画した「国際共同研究トランスナショナルぜんそく遺伝学コンソーシアム」において、ぜんそくのリスクとなる5遺伝子座を新たに発見したことを発表した。

今回の成果は、ぜんそく発症の詳しいメカニズムの解明や、メカニズムに関連した分子ターゲットの発見によって、ぜんそくに効果的な薬の創薬につながることが期待され、発見されたSNP群は、ぜんそくの発症リスクを予測する疾患遺伝子マーカーとして活用することが考えられている。
ぜんそく
14万人以上のデータを解析
多因子疾患であるぜんそくの罹患率は、日本人では5~8%、米国ではメキシコ系アメリカ人の3.9%からアフリカ系アメリカ人の12.5%までさまざまであり、遺伝的要因のぜんそくリスクへの寄与率は25~80%と推定されている。

ぜんそくは環境の違いに左右されやすく、症状もさまざまであるため、罹患率や寄与率の推定値が大きく異なっている。

今回、共同研究チームは、さまざまな集団を代表する14万人以上のデータを解析することで、人種や環境の違いに左右されにくい、ぜんそくのリスクとなる18遺伝子座と878の一塩基多型(SNP)の包括的なカタログを構築し、新しいぜんそく関連遺伝子と、ぜんそくと自己免疫疾患や炎症性疾患との関係、そして感染などへの免疫応答に対する関与などの手がかりを発見した。

(画像は理化学研究所のサイトより)


外部リンク

理化学研究所プレスリリース
http://www.riken.jp/pr/press/2017/20171223_1/

理化学研究所
http://www.riken.jp/


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