乾癬および掌蹠膿疱症が対象
ヤンセンファーマ株式会社は、2017年12月18日、「グセルクマブ」についての国内コ・プロモーション契約を、大鵬薬品工業株式会社との間で締結したと発表した。
「グセルクマブ」は、ヤンセンファーマが開発したヒト型抗インターロイキン(IL)-23モノクローナル抗体製剤。同契約は、乾癬および掌蹠膿疱症に対象とするものであり、同年12月15日に締結されている。
世界中とコラボレーションを行っている
ヤンセンファーマは、ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門である製薬企業。より良い方法で疾患を予防・撲滅・治療・治癒すべく日々努力しており、また最も有望なサイエンスを追及すべく世界中とコラボレーションも行っている。
「グセルクマブ」は、乾癬や掌蹠膿疱症の病態形成に関与するIL-23を、選択的に阻害する作用を持つ薬剤。米国・カナダ・欧州においては、中等症から重症の尋常性乾癬に対する治療薬として承認されている。日本においては2017年4月、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬・関節症性乾癬・膿疱性乾癬・乾癬性紅皮症を適応症として、承認を取得。同年12月には、既存治療で効果不十分な掌蹠膿疱症を適応症として、製造販売承認も申請されている。
迅速に乾癬および掌蹠膿疱症の患者へ届ける
今回締結されたコ・プロモーション契約に基づき、ヤンセンファーマは大鵬薬品に対して「グセルクマブ」を供給し、大鵬薬品はその販売権を保有することとなった。医療従事者に対する情報提供活動については、ヤンセンファーマと大鵬薬品の両社が共同で実施するという。
ヤンセンファーマは今後も、「グセルクマブ」を迅速に乾癬および掌蹠膿疱症の患者へ届け、日本における治療を促進するとしている。
(画像はヤンセンファーマの公式ホームページより)

大鵬薬品と「グセルクマブ」についてコ・プロモーション契約を締結 - ヤンセンファーマ株式会社
http://www.janssen.com/japan/press-release/20171218