大日本住友製薬の製品名は「アバプロ錠」
DSファーマバイオメディカル株式会社は、12月8日、オーソライズド・ジェネリック(AG)「イルベサルタン錠『DSPB』」を発売した。
同社は、大日本住友製薬株式会社の連結子会社。同剤は、長時間作用型のアンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)「イルベサルタン(大日本住友製薬の製品名「アバプロ錠」)」のAG。
先発品と同一の原薬・添加物・製造方法で製造
「イルベサルタン」は、仏サノフィ社が創製した長時間作用型ARB。血中半減期が長く、24時間降圧効果が持続するという特徴を持つ。軽症から重症高血圧症に至るまで、優れた降圧効果が認められている。日本においては、2008年7月、大日本住友製薬株式会社が「アバプロ錠」として、塩野義製薬株式会社が「イルベタン錠」として、それぞれ発売した。
「イルベサルタン錠『DSPB』」は、先発医薬品メーカーの許諾を受け、先発医薬品と同一の原薬・添加物・製造方法で製造されたジェネリック医薬品として今回発売される。
「アバプロ錠」は、大日本住友製薬が引き続き販売
DSファーマバイオメディカルは、体外診断用医薬品・医療機器・研究用試薬・細胞培養関連製品・研究用機器の輸入・販売を行う企業。また、こうした従来より手がける事業に加えて、日本におけるAG事業の展開も開始している。
「イルベサルタン錠『DSPB』」は、同社が製造販売を行い、大日本住友製薬およびDSファーマプロモ株式会社が連携して情報提供活動を行う。なお「アバプロ錠」については、大日本住友製薬が引き続き製造販売および情報提供活動を行うという。
(画像はDSファーマバイオメディカルの公式ホームページより)

オーソライズド・ジェネリックのイルベサルタン錠「DSPB」新発売のお知らせ - DSファーマバイオメディカル株式会社
http://www.dspbio.co.jp/