オキシコンチン(R)TR錠が発売
塩野義製薬株式会社(以下、塩野義製薬)は12月8日、持続性癌疼痛治療薬「オキシコンチン(R)TR錠」(以下、オキシコンチン(R)TR)を発売したことを発表した。
TR錠は、破砕が難しく、水で溶けにくいのが特徴の剤形。オキシコンチン(R)TRは、すでに発売されているオキシコンチン(R)錠の新剤形品として発売される。
オキシコンチン(R)は、オピオイド鎮痛薬であり、以前から効果的な鎮痛薬として使用されていたが、半合成麻薬でもあることから、薬剤の乱用による健康被害などを引き起こし、社会問題にもなっていた。
しかし、2013年に、米国食品医薬品局(FDA )が乱用防止特性を持つ薬剤の使用を推奨し、ガイダンスもでるなどオピオイド鎮痛薬の適正使用が推進されたことにより、現在では、従来型の破砕しやすく、水に溶けやすい剤形からの切り替えが進められている。
「疼痛・神経」をコア疾患領域として注力
塩野義製薬は、「疼痛・神経」をコア疾患領域の1つとして、画期的新薬の創成に注力しており、錠剤や散剤、また、注射剤など様々な形のオピオイド鎮痛薬を発売してきた。
塩野義製薬は、新しくTR錠が加わることで、オピオイド鎮痛薬の適正使用のさらなる推進と乱用防止につながるとしている。
(画像は塩野義製薬株式会社HPより)

塩野義製薬株式会社 プレスリリース
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