「UMN-0502」「UMN-0501」「UMN-0901」
株式会社UMNファーマは、12月11日、米国Protein Sciences Corporation(以下「PSC」)との間で締結していたライセンス契約について、解約を合意したと発表した。
このライセンス契約は、組換えインフルエンザHAワクチン「UMN-0502」「UMN-0501」「UMN-0901」の日本および東アジアにおける開発・製造・販売に関するもの。両社は、同契約の継続の是非に関して、協議を進めていたという。
製造販売承認の取得可能性がないと判断
今回のライセンス契約解約は、「UMN-0502」「UMN-0501」「UMN-0901」について、製造販売承認の取得可能性がないとUMNファーマが判断したため。再度開発・申請を行ったとしても取得は困難であり、あらためて新薬として全面的に開発する必要があると、同社は考えた。
同契約の解約合意を受けUMNファーマは、PSCより導入していた同ワクチンの開発を終了する。加えて、UMNファーマが韓国および台湾の製薬企業と締結していた同ワクチンに関する製剤製造・輸入・共同開発・販売に関する契約についても、ライセンス関係を解消するとしている。
新たな開発パイプラインの構築も目指す
UMNファーマは今後、塩野義製薬株式会社との資本業務提携の下、ヒト用感染症予防ワクチンをはじめとする創薬に関する基盤技術整備を進めるとしている。この基盤整備では、UMNファーマが保有する感染症予防ワクチンについての各種知見・ノウハウ・技術が活用される。
また、こうした研究開発活動により得られた成果を元に、次世代ロジカルワクチンを中心とする新たな開発パイプラインの構築も目指すとしている。
(画像はUMNファーマの公式ホームページより)

Protein Sciences Corporationとのライセンス契約解約合意のお知らせ - 株式会社UMNファーマ
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