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2025年05月08日(木)
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大塚製薬、カルニチン欠乏症治療薬「エルカルチン」の新剤形を発売

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大塚製薬、カルニチン欠乏症治療薬「エルカルチン」の新剤形を発売

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新しい3剤形のレボカルニチン製剤
大塚製薬株式会社は11月29日、カルニチン欠乏症治療薬のレボカルニチン製剤の新しい剤形として、「エルカルチンFF内用液10%分包5mL、同分包10mL」、「エルカルチンFF静注1000mgシリンジ」の3製剤が2017年9月19日承認され、11月29日薬価収載された、と発表した。

カルニチン欠乏症治療薬
アルミスティック分包品2製剤とプレフィルドシリンジ1製剤を追加
カルニチンは、肉類・乳製品などと肝臓・腎臓等で生合成され、長鎖脂肪酸をミトコンドリア内に運搬し、酸化することでエネルギーを産生する体内物質である。また、生成された有毒物質をミトコンドリア外に搬出することで、蓄積を防ぐ。

カルニチン欠乏症は、細胞のカルニチン輸送システムの遺伝性疾患や、慢性腎不全などの疾患や抗生物質の使用などの後天的医学的原因で、カルニチンの吸収低下や排出量の増加が起こる疾患である。

遺伝性では5歳程度までに心筋症・骨格筋の脱力・低血糖症状が現れ、後天的には肝臓、脳、骨格筋、心筋などの臓器で代謝異常が生じる。

大塚製薬は、1990年「エルカルチン錠」を発売し、2011年「カルニチン欠乏症」への適応および用法・用量の変更を行った。

今回、内用液剤に軽量で取り扱いが容易なアルミスティック分包品「エルカルチンFF内用液」が2製剤、注射剤に安全・簡便に投与できる薬剤が充填されたプレフィルドシリンジ「エルカルチンFF静注」が1製剤、加わる。

12月4日エルカルチンFF内用液分包(薬価:5mL362円、10mL724円)、12月20日エルカルチンFF静注シリンジ(薬価:1,000mg1,035円)、の発売を予定しているとのこと。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

大塚製薬株式会社のニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/


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