底堅い事業戦略でライセンス契約を締結
キョーリン製薬ホールディングス株式会社は2017年11月22日のニュースリリースで、子会社であるキョーリン リメディオ株式会社(キョーリン リメディオ)が、BinhDinh Pharmaceutical and Medical Equipment JSC(ビディファー社)とジェネリック医薬品の製剤技術に関わるライセンス契約を締結したと発表した。
この契約により、キョーリン リメディオは、ビディファー社に対して「ロサルヒド配合錠LD」のほか、2製品の製剤技術を供与し、契約一時金およびロイヤリティを受け取り、ビディファー社はキョーリン リメディオの製剤技術に基づき、ベトナム国内で当該製品の生産・供給を実施する。
業績予想に与える影響は軽微
キョーリン リメディオは、現地生産によるベトナム国内へのライセンス製品の供給を推進するとともに、製剤技術を生かした医薬品マーケットを創出することで、人々の健康に貢献していくとし、さらに今後は、医薬品の委託製造の可能性等も検討していくとしている。
ビディファー社は、ベトナムで1980年に設立され、医薬品、医療機器、医薬品原料の製造販売、ベトナム伝統薬の製造販売の事業を展開する企業で、2016年12月期の売上高として14,425億ドン(70.6億円)を計上している。
キョーリン製薬HDは、今後の見通しとして、今回の契約によって2018年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微であると述べている。
(画像はキョーリン リメディオ株式会社のサイトより)

キョーリン製薬ホールディングス株式会社ニュースリリース
http://www.kyorin-gr.co.jp/キョーリン リメディオ株式会社
http://www.kyorin-rmd.co.jp/