カラー画像で読影可能に
日本メジフィジックス株式会社は2017年11月10日のニュースリリースで、アミロイドPET検査用イメージング剤「ビザミル(R)静注」(一般名:フルテメタモル)を11月10日付けで発売したことを発表した。
フルテメタモルは海外において「VizamylTM」の名称で、日本と同じくアミロイドベータプラークの可視化を効能として、GE Healthcare社が米国、EU、スイス及び韓国等で既に承認を取得し医療現場で使用されている。
今回発売したこの「ビザミル(R)静注」を用いることで、広く利用されている他の核医学検査と同様にカラー画像で読影することが可能となる。
認知症の診断と治療の進歩に貢献
脳内におけるアミロイドベータプラークの高度の蓄積は、アルツハイマー病の特徴的な病理所見の一つとして知られ、アミロイドPET検査は、脳内に蓄積したアミロイドベータプラークを可視化する PET(陽電子放射断層撮影法)を用いた画像検査である。
脳内にアルツハイマー病の病理所見に相当する程度のアミロイドベータプラークを有するかどうかを確認し、認知症の原因疾患がアルツハイマー病であるかどうかを判断する際の一助として利用することにより、認知症の診断と治療の進歩に貢献することができる。
日本メジフィジックスは、住友化学株式会社とGE Healthcare社の合弁企業で、核医学領域の医薬品及び医療機器の開発、製造、供給のため事業展開してきており、今後も高品質な医薬品及び医療機器の開発、製造、供給を通じて医療の発展に貢献していくと述べている。
(画像はプレスリリースより)

日本メジフィジックス株式会社ニュースリリース
http://www.nmp.co.jp/corpo/press/pdf/20171110.pdf日本メジフィジックス株式会社
http://www.nmp.co.jp/corpo/index.html