持田製薬が独占的権利をMeijiに許諾
持田製薬株式会社とMeiji Seika ファルマ株式会社は、11月13日、高純度EPA製剤「エパデール」について、タイにおける販売に関する契約を締結したと発表した。
同剤は、持田製薬が日本において販売している薬剤。今回締結された契約に基づき持田製薬は、タイにおける「エパデール」の独占的権利をMeijiに対して許諾する。
始めて医療用医薬品として開発された高純度EPA製剤
「エパデール」は、持田製薬が世界で初めて医療用医薬品として開発した高純度EPA製剤。高脂血症・閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍・疼痛・冷感の改善を適応としている。持田製薬は、EPAの高度な精製技術および大量生産能力を保有する日本水産株式会社より原体の供給を受けることで、1990年より同剤の販売を開始した。
発売当初、「エパデール」の剤形は軟カプセル剤のみだったが、1999年には服用性を考慮したシームレスカプセル「エパデールS」を発売。2004年には、スティック状の包装となった。1996年11月からは、高脂血症に対する長期的な治療効果を検討した大規模臨床試験も実施され、世界中の学術誌で様々な結果が発表されている。
タイでの医薬品販売について実績を持つMeiji
タイにおける「エパデール」の展開に際して持田製薬は、同国での医薬品販売に関する豊富な経験と実績を評価して、Meijiとの提携を決めたという。同国の患者にも同剤を届け、健康に貢献したいと持田製薬はしている
なおMeijiは、現地子会社を通じて販売承認を取得した上で、タイにおける「エパデール」販売を行うという。
(画像は持田製薬の公式ホームページより)

タイにおけるエパデールの販売に関する契約締結のお知らせ - 持田製薬株式会社
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