パッチ式(貼り付け)インスリンポンプの製造販売承認を取得
テルモ株式会社は11月13日、日本初のパッチ(貼り付け)式インスリンポンプ「メディセーフウィズ」(MEDISAFE WITH)が、11月10日に製造販売承認を取得した、と発表した。
チューブフリーの皮膚に貼り付けるインスリンポンプ
インスリンポンプは、インスリンが分泌されない1型糖尿病や、遺伝と生活習慣などの影響でインスリンの分泌が著しく低下した2型糖尿病の患者に対し、インスリンを投与するために使用されている。
日本では、チューブ式インスリンポンプのみが販売され、数千人の患者が装着しているが、チューブのトラブルによりインスリン投与の中断の原因にもなっている。
メディセーフウィズは、この原因を取り除いたチューブフリー設計である。インスリン注入部にポンプ機能を集約し、重さを34gと軽量化して、皮膚に貼り付ける方法にしているため、患者の日常生活の大きな負担にはならない。
投与操作は、無線通信による分かりやすいタッチパネル式のリモコンを用いることで、基礎投与(ベーサル)、追加投与(ボーラス)などの各種設定を、服装や場所を気にすることなく行うことができる。
テルモは、2018年夏の発売に向けて準備中とのこと。
(画像はプレスリリースより)

テルモ株式会社のプレスリリース
http://www.terumo.co.jp/pressrelease/detail/20171113/319