アプタマー医薬品の安全性を向上させる新技術
株式会社リボミックは、11月8日、アプタマー創薬の新規技術の開発について生化学工業株式会社と共同研究契約を締結すると発表した。
リボミックは、RNAやDNAといった核酸を素材とするアプタマー医薬品の開発を行っている製薬企業。同社は生化学工業を「糖質科学のプロフェッショナル」と評価し、アプタマー医薬品の安全性を向上させる新技術の開発を共に目指すとしている。
リボミックと生化学工業
アプタマー医薬品は、次世代新薬として注目されている核酸医薬の一種。リボミックは、この医薬品開発を目的とする、創薬プラットフォーム系バイオベンチャー。同社の創薬基盤技術である「RiboART システム」は、様々なアプタマー医薬の開発に応用することが可能であり、疼痛・眼疾患・骨疾患など広い領域のアンメットメディカルニーズに対する新薬提供を目指している。
生化学工業は、研究開発重視の姿勢を創業以来貫いてきた企業。近年は、同社が長年にわたり専門分野としてきた糖鎖や複合糖質が生命現象に深く関わっていることが明らかになったため、「糖質科学のパイオニア」としての優位性発揮を指向。同分野における唯一無二の会社となるべく、挑戦を続けている。
世界で初めての取り組み
今回発表されたリボミックと生化学工業の共同研究では、リボミックが保有するアプタマー医薬品の開発技術と、生化学工業の有する糖質科学の技術・ノウハウが組み合わされる。アプタマー医薬品の活性や安定性、また安全性を向上させる新技術を開発すべく、研究を行うという。
なお、アプタマー医薬品と糖質科学との組み合わせは、世界で初めての取り組みとなる。
(画像はリボミックの公式ホームページより)

新規アプタマー創薬技術の開発に向けて生化学工業と共同研究契約を締結 - 株式会社リボミック
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