デュルバルマブとepacadostatとの併用を比較
アストラゼネカ株式会社は11月6日、英国・アストラゼネカ(以下、アストラゼネカ)が米国・Incyte Corporation(以下、Incyte社)と共同で、同社のデュルバルマブ単剤投与とIncyte社が開発中の選択的IDO 1酵素阻害剤epacadostatとの併用投与とを比較する臨床試験を開始することを発表した。
アストラゼネカとIncyte社は、これまでも共同臨床開発を行ってきたが、さらに拡大するとして、今回、局所進行、切除不能非小細胞肺がんの患者を対象とした臨床試験を行うとしている。
2018年上半期に臨床試験を開始
デュルバルマブは国内では未承認のPD-L1を直接標的とするヒトモノクローナル抗体。すでにデュルバルマブ単剤投与での治療やトレメリムマブやその他の薬剤との併用療法について臨床試験が実施されており、小細胞肺がんや転移性尿路上皮がんなど複数のがんにおいて、その効果が認められている。
また、epacadostatは、強力な選択的IDO 1酵素阻害剤で、切除不能、転移黒色腫、非小細胞肺がんなど複数のがんを対象とした臨床試験で、イピリムマブ、ペムブロリズマブ、ニボルマブとの併用療法が奏効率を改善することが確認されている。
アストラゼネカは、2018年上半期に臨床試験を開始する予定。
(画像はアストラゼネカ株式会社HPより)

アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
https://www.astrazeneca.co.jp/