輸入医薬品承認を取得
参天製薬株式会社(以下、参天製薬)は11月1日、2017年10月20日に中国において、同社のドライアイ治療用点眼剤「ジクアス点眼液」(以下、ジクアス)の輸入医薬品承認を取得したことを発表した。
ジクアスは米国・インスパイア社から導入し、参天製薬が開発した世界初となるP2Y2受容体作動点眼剤。ドライアイ治療用点眼剤として、国内では2010年12月に発売されている。
涙の成分であるムチンの分泌や水分の分泌を促して、ドライアイを改善する。主に使用されているヒアルロン酸ナトリウム点眼液や人工涙液に比べて効果が高いと言われており、重篤な副作用は眼局所、全身に認められていない。
また、長期投与に関しても忍容性があり、長期的に改善効果が期待できると言われている。
患者のQOLの向上につながるとして期待
ドライアイは、近年のコンピューター作用の増加やエアコンによる室内の乾燥などから増えている疾患で、目の乾燥の他、ごろごろとした不快感から、疲れ目やかすみ目などの症状を引き起こす。
参天製薬は、現在中国において、角結膜疾患治療剤、合成抗菌点眼剤などを含む数種類の点眼剤を販売しており、新たにジクアスが加わることで、患者のQOLの向上につながるとして期待している。
(画像は参天製薬株式会社HPより)

参天製薬株式会社 ニュースリリース
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