スマートフォン用アプリとして製薬業界初
大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)は10月26日、株式会社ウェルビー(以下、ウェルビー)と共同で、パーキンソン病患者のより良い毎日を支援するスマートフォン用アプリ『リハビリ日誌』の提供を開始したと発表した。
パーキンソン病患者とその家族などに向けて企画・開発された『リハビリ日誌』は、大日本住友製薬が提供し、ウェルビーのプラットホーム上で運営される。
スマートフォン用アプリとして製薬業界で初めてのパーキンソン病治療サポートを目的としたアプリとなり「App Store(iPhone)」「Google Play(Android)」から無料でダウンロードが可能。
歩行支援機能、日々の症状を記録する機能などで治療をサポート
『リハビリ日誌』は、大日本住友製薬が健康情報サイトで提供している「パーキンソン病患者さんのための症状日誌」と、理学療法士によるリハビリテーションの実践解説動画を紹介する「おうちでできる!リハビリテーションのススメ」に機能を追加する形で開発された。
新たに追加されたのは、毎日の歩行を支援する機能、痛みやしびれなど日々の症状を記録する機能と薬の飲み忘れ防止支援機能。
『リハビリ日誌』の提供でパーキンソン病治療に貢献
パーキンソン病は運動症状を主とする指定難病。慢性進行性の神経変性疾患で、手足やあごなどのふるえ、動作の緩慢や無動、筋肉のこわばりなどの運動症状が見られる他、自律神経症状、感覚障害、精神症状などの、体の動きと関連しない非運動症状が現れるのが特徴。
薬物療法とリハビリテーションを中心とする適切な治療の早期開始と継続により、日常生活の質の改善が可能とされており、大日本住友製薬では、同アプリの提供によりパーキンソン病の治療に貢献できることへの期待感を表している。
(画像はプレスリリースより)

大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20171026.pdf