米プロテイン・サイエンシーズ社が申請
アピ株式会社は、10月24日、米国向けインフルエンザワクチンの原薬製造が米国食品医薬品局(FDA)より承認されたと発表した。
この発表によると、米プロテイン・サイエンシーズ社が、アピグループである株式会社UNIGENの岐阜工場をインフルエンザワクチンの原薬製造所とする追加承認を、FDAに申請。10月3日付けで、承認が下りたという。
本年2月にUNIGENの事業を承継
アピは、「ハチミツ」「ローヤルゼリー」「プロポリス」という食品を柱とする企業だが、その一方で医薬品事業も手がける。抗生物質(CMO事業)・バイオ医薬品(CDMO事業)・試験研究用試薬製造を行っており、工場も保有している。
同社はこれまでもインフルエンザワクチン製剤事業とバイオ医薬品事業の在り方を検討してきたが、本年2月になって、株式会社IHIと株式会社UMNファーマの両社よりUNIGENの事業を承継して。UNIGENは、かねてより米国向けインフルエンザワクチンの原薬製造事業の実現を目指していた企業。アピグループはこの承継により、岐阜工場などUNIGENの資産も引き継いでいる。
商用生産の見込みなどは引き続き協議
FDAからの承認が下りたことによりUNIGEN岐阜工場は、プロテイン・サイエンシーズ社が製造する米国向けインフルエンザワクチンの原薬製造を行うことが可能となった。
なお商用生産の見込みなどについては、発注者であるプロテイン・サイエンシーズ社のグループとの間で引き続き協議を行うという。
(画像はアピの公式ホームページより)

米国向けインフルエンザワクチンの原薬製造が米当局から承認されました - アピ株式会社
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