心房細動治療の一助となるデータ創出
ファイザー株式会社は2017年10月20日のプレスリリースで、ファイザーとブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社が企業主導臨床研究「Systematic Screening for Atrial Fibrillation-potential Patients to Increase AF Detection Rate (SCAN-AF)」を開始したことを発表した。
SCAN-AFは、心房細動の早期診断、診断率の向上および有病率の推定など、心房細動治療の一助となるデータ創出を目的とした前向きな国内臨床研究となっている。
早期発見は重要な課題
この臨床研究では、「65歳以上」、「高血圧」、「脳梗塞の既往」などの心房細動のリスク因子を有する心房細動未診断の患者を対象に、不規則脈波検出機能付き血圧計や携帯型心電計を使用し、未診断の心房細動の有病率を評価・検証する。
心房細動は脳梗塞の強いリスク因子であり、脳梗塞の発症を抑制するためには、心房細動の診断率向上および早期発見は重要な課題となっている。
ファイザーとブリストル・マイヤーズ スクイブは、早期診断を可能にするスクリーニング方法の開発につながるデータ創出を目的として今回の試験を実施し、心房細動治療の向上に貢献してこの課題を解決すると述べている。
(画像はファイザー株式会社のサイトより)

ファイザー株式会社プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
http://www.bms.co.jp/