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2025年05月08日(木)
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アステラス製薬、免疫拒絶反応を抑制した多能性幹細胞作製技術活用の研究開発契約を締結

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アステラス製薬、免疫拒絶反応を抑制した多能性幹細胞作製技術活用の研究開発契約を締結

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全世界における商業化の独占的ライセンス契約
アステラス製薬株式会社は2017年10月20日のニュースリリースで、米子会社のAIRMと米Universal Cellsが、ユニバーサルドナー細胞技術を活用する新規の細胞医療について、全世界における研究・開発・商業化に関する独占的ライセンス契約を締結したと発表した。

ユニバーサルドナー細胞技術は、細胞への遺伝子導入ツールの一つである遺伝子組換えアデノ随伴ウイルスを用いた遺伝子編集技術に基づき、ヒト白血球型抗原(HLA)を改編することで、免疫拒絶反応を抑制した多能性幹細胞を作製する技術であり、個々人のHLAと適合不要で投与できる細胞医療の創製が期待できる。
ユニバーサルドナー細胞
最大総額130億円のロイヤルティ
アステラス製薬は今後、今回の契約締結に基づいて、AIRMとUniversal Cellsが共同で研究を実施すると共にアステラス製薬の自己負担で開発を推進し、全世界での商業化に関する権利を取得する。

そして、研究開発・商業化に要する費用として、Universal Cellsに対して900万ドル(約10億円)の契約締結時一時金と研究の進捗に応じたマイルストンのほか、研究費、開発の進捗に応じた総額1億1,500万ドル(約130億円)のマイルストン、およびロイヤルティを支払うことになる。

細胞治療の研究に重点的に取り組む
アステラス インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシン(AIRM)は、アステラス製薬の100%子会社であり、日本のつくば市にある研究チームと連携している。

既存の治療選択肢がわずかしかない、もしくは全くない眼科領域やその他の治療領域における、再生医療や細胞医療研究の国際的な拠点としての役割を担っている。

社内研究と社外との共同研究開発を連携させながら、既存技術や独自技術を活用して、さまざまな疾患に対する細胞治療の研究に重点的に取り組んでいる企業である。

(画像はアステラス製薬株式会社のサイトより)


外部リンク

アステラス製薬株式会社ニュースリリース
https://www.astellas.com/jp/corporate/news/

アステラス製薬株式会社
https://www.astellas.com/jp/


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